都市鉱山って何?現代の資源状況から分かる基板買取の必要性
現在、パソコンやテレビ、スマホなど各機器の基板が高く買い取られるようになっています。
しかし、一般の方からすれば、どうして基板が高く買い取られるのか理解できないかもしれません。
なかには、「怪しい商売?」なんて考える方も。
基板買取は現代の資源状況にマッチしたリサイクル事業だと言えます。
そこには、「都市鉱山」という言葉が大きく関係しています。
都市鉱山って何? 基板が高く買い取られる理由とは
パソコンやテレビ、スマホなどにはさまざまな金属部品が使われています。
金や銀、銅などの一般的に良く知られる貴金属から、
プラチナやチラン、ニッケルなどのレアメタルと呼ばれる希少金属まで、
金属の種類もさまざまです。
たとえば、環境省によるとノートパソコンには金銀銅が次のように含まれていると言われています。
金:約0.3g
銀:約0.84g
銅:約81.6g
たしかに、1台に使われているのはとても僅かな量です。
しかし、ノートパソコンを持っている方は日本にたくさんいます。
それらをすべて集めたら、とても大きな量になることは想像できるでしょう。
たとえば、金はとても高価で貴重な金属として知られていますが、
日本の家電などの中には合計で6,800tも含まれていると言われています。
これは世界中に埋蔵されている金の16%に相当するほどの量です。
このように、パソコンやテレビ、スマホなどのさまざまな機器に金属が大量に含まれている状況を「都市鉱山」と呼び、地下資源の少ない日本における貴重な資源として活用していこうという動きがあります。
その一環として行われているものが基板買取です。
基板買取は、日本の数少ない資源を有効活用していこうというリサイクル精神で成り立っているということですね。
オリンピックでも基板買取が注目、メダルを作る材料に
近年、基板買取がさらに注目されています。その理由がオリンピックです。
主催となった際、都市鉱山を活用してオリンピックのメダルを作ろうという運動が起こりました。
複数の競技を行うオリンピックでは合計で数千個ものメダルを作らなければならず、
金銀銅がそれぞれ数十~数千kgも必要になります。
それらをすべて、自国だけで賄おうというわけですね。
このように、国民が一丸になって取り組んでいる活動でも、基板買取は大きな役割を担っています。
日本の都市鉱山から資源を有効活用、それが基板買取です
基板買取の背景には、都市鉱山という日本国内の資源状況、
そしてかぎられた資源を有効活用しようという強いリサイクル精神があります。
自宅にある基板を買い取ってもらう。
それだけで、社会に貢献していると言えるでしょう。
パソコンやテレビ、スマホなど。家庭やオフィスに使われなくなった機器が眠っている方、
リサイクルのためにも、ぜひとも基板買取をご利用ください。