金価格が再び上昇している理由とは|基板に金が含まれる意味を改めて考える
2026.08.17

はじめに
「また金が高くなっている」というニュースを見かけた方も多いのではないでしょうか。
電子基板には、コネクタや端子部分に金が使われています。金相場が上がるということは、基板に含まれる金属資源の価値も高まりやすいということです。今回は、なぜ今金価格が上昇しているのか、その背景を3つの理由に整理してお伝えします。
今の金価格はどのくらいか
2026年8月16日時点で、田中貴金属の国内金価格は1gあたり24,940円で推移しています。
2026年に入ってから金価格は大きく上下してきました。1月には国内小売価格が1gあたり3万円超を記録しましたが、その後は調整に入り、8月現在は2万円台で推移しています。しかし足元では、再び買いが優勢になりつつあります。 GoldPedia
金価格が上昇している3つの理由
理由① 米国の利上げ観測が後退している
最近発表された米国の経済指標が市場予想を下回ったことで、FRBが追加利上げを行う可能性は低いという見方が強まっています。
金には預金や債券のような利息がつきません。そのため金利が高い環境では、利息を受け取れる他の資産と比べて魅力が下がりやすくなります。反対に、利上げ観測が後退すると金に資金が向かいやすくなります。
理由② ドル安が金価格を押し上げている
金は基本的に米ドル建てで取引されています。ドルが下落すると、他の通貨を持つ投資家からは金を購入しやすくなるため、金価格が上がりやすくなります。「ドル安・金高」という関係は、金相場を見るうえで重要なポイントのひとつです。
理由③ 地政学リスクと中央銀行の金需要
世界的な不確実性が高まると、投資家は比較的安全とされる資産へ資金を移す傾向があります。その代表格が金です。さらに近年は各国の中央銀行も金の保有を継続的に増やしており、これが中長期的な金価格を下支えしています。
基板に含まれる金とはどんなものか
電子基板の中でも、特に金の含有量が多い傾向があるのは以下のような品目です。
| 品目 | 金が使われている部分 |
|---|---|
| サーバー基板 | コネクタ・端子・ICチップ周辺 |
| 通信機器基板 | 高密度実装された端子部分 |
| 産業用制御基板 | 信頼性が求められる接点部分 |
| 古いマザーボード | CPUソケット・メモリスロット周辺 |
業務用途の機器ほど腐食に強い金メッキが多用されており、一般的なデスクトップPCより金の使用量が多い傾向があります。
金相場が上がると基板の買取価格はどうなるか
金相場と基板買取価格は連動する傾向があります。相場が高い時期は、基板に含まれる金属の価値が上がるため、査定額にも反映されやすくなります。
ただし、金価格は今後下がる可能性もあります。実際、2026年1月には1gあたり3万円を超えていた国内価格が、6月には大きく下落する場面もありました。相場は常に動くものです。
「相場が高いうちに一度査定だけでも受けてみる」という判断は、こうした相場の性質を考えると合理的な選択肢のひとつといえます。買取価格は品目・状態・数量によっても異なりますので、最新の買取価格は公式サイトまたはお問い合わせでご確認ください。
まとめ
現在の国内金価格は1gあたり24,000円台で推移しており、歴史的に見ても高い水準にあります。背景にあるのは、米国の利上げ観測の後退・ドル安・地政学リスクと中央銀行の需要という3つの要因です。
倉庫に眠っている古い基板やPCパーツがある場合、捨てる前に基板買取専門サイト-キバセン-へ一度ご相談ください。








